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正しい知識が安全の第一歩
  LECTURE4 快適で安全な乗車フォーム(後編)
   
 
スポーツモデルは前傾姿勢となる
ハンドルが低く遠いスポーツモデルは、ライダーもパッセンジャーも前かがみのフォームとなる。ステップが高いので膝の曲がりもきつくなるので少し、意識が必要。基本はネイキッドバイクとまったく同じだが、前傾姿勢がきつい分、二人の間が開きすぎてしまうことがある。着座位置も含めて、しっかりと事前に打ち合わせが必要である。
       
   
ハイパワーなスポーツモデルの加速は強烈である。それに備えた体勢を取るのが肝要だ。運転者が加速する時に上体を少し前傾するように、パッセンジャーも意識的に上体を前傾する。こうすることでニーグリップに掛かる負担が大幅に減少する。   低いハンドルのマシンほど握り方が重要。セルフステアをもたせるためにも基本に忠実な45度握りを実践しよう。また、この持ち方であればUターン時にタンクに手を挟んだり、スロットル調整不能になるといったリスクが減る。  
       
 
不安定なフォームはとても危険
正しい乗車姿勢をとらないと操縦安定性を阻害するばかりか、疲労度が増すばかり。 是非とも注意して欲しい。たとえばパッセンジャーも含めてヒザ、足先がマシンから離れている乗り方。運転者がシートの後方に座わり、両腕が突っ張った乗り方。頭(顔面)を進行方向に向けない乗り方。
       
   
パッセンジャーが安定して体を支えていないと加速時にのけぞってしまう。ニーグリップの必要性を理解し、グラブバーやライダーのベルトを持つなどして体を支えよう。   グラブバーをわしづかみにしてライダーとパッセンジャーが大きく離れているので、 一体感がなくなり危険。ある程度、運転者とパッセンジャーは接する程度で乗ることが前提。これを理解してからパッセンジャーに乗車してもらうのが大前提。  
       
       
     
ライダーにのしかかったり、抱きついてしまうと運転を妨げるばかりか、疲れさせてしまう。パッセンジャー自身も前が見えにくく、危険性だけが増す最悪な乗り方。      
       
       
   
パッセンジャーが長身だと、ライダー並に足を地面 に着けやすくなり、不用意に足を 出したり、急に乗降車したりするため非常に危険になりやすい。十分にコミュニケーションをとることが大事。  
   
第1回 LECTURE-5へ続く
     
 
第1回
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第1回
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第1回
LECTURE-5
     
     
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